PEROPLE
複雑で精密な
工程での正確性を磨く
生産技術 江口傑琉
複雑で精密な工程での正確性を磨き、技術を伝える。
生産技術 江口傑琉
ー現在の部署と、その中での役割を教えてください。
わたしの所属する生産技術部は、製品の技術標準類の作成や、治具設計・組立、電気回線、新機種のサンプル組立などを行っている部署です。その中でわたしは、主に技術標準類の作成やサンプル組立を行っています。
ー具体的にどのようなことをおこなう業務なのでしょうか。
技術標準類の作成とは、製品製造に関わる基本技術や、よく使う技術を標準化し、見える化することです。多くの取得された技術は、データにて再現できるものも多くありますが、それに携わるヒトの経験値やノウハウも重要になります。わたしは、そのような製造で蓄積された技術を一過性にすることなく、多くの製造に携わる人が、いつでも、最も優れた方法を選択できるよう環境を整えることが主な業務です。
また、新製品の生産が始まる際には、わたしたちの生産方法で、優れた品質の製品が生産できるかどうか、あらかじめサンプルを作成して、検証する業務もおこなっています。
ー技術標準の重要性、とてもよくわかりました。技術を継承するだけでなく、今ある技術をもっと飛躍的に成長させるうえでも、標準化は重要な業務といえますね。
ー仕事へのこだわりなどありますか。
やはり、標準類を読む読み手の立場になり、分かりやすく見やすい書類を心がけて作成していることです。製品の製造に携わられるメンバーは人数も非常に多く、そして経験値も様々です。そのようなメンバーが、全員で協力して、最高の品質で、遅延なく製造するためには、書類のわかりやすさは、最も重要だと感じているからです。
ーまさに、生産、製造の羅針盤をつくるような仕事ですね。
ー職場の環境や雰囲気を教えていただけますか。
職場の環境と雰囲気はとても良いと思います。業務の進め方や問題点の対処など、話し合うことも多いのですが、上司や先輩、そして同僚にも意見を言いやすく、相談しやすいため、明るい環境だと思います。
ー先輩に教えていただいた中で、印象に残っていること、特に勉強になったことはありますか。
頼まれた自分の業務範囲の仕事だけではなく、その先に業務を担当する方の仕事までを考えて仕事をすると良い…と教えていただいた事が印象に残っています。
技術とは、自分だけがわかればいいというものではなく、生産に携わるすべてのメンバーが理解し、扱うことで、優れた製品やサービスが生み出されます。生産では自分の次の仕事を、後工程といいますが、後工程に携わるメンバー、もっというと、その製品を使うお客様にまで、この技術が最適なのか、常に考えながら業務をおこなっています。
ー自分の携わった商品やサービスが、お客様の手に届き、喜んでる姿を思い描くことは、仕事の楽しさでもありますね。
ーこれからチャレンジしたいことはありますか。
ソフトウエア関連などにも携わり、仕事の幅を広げていきたいです。今は、製品のハード部分を担当していますが、今の製品はハードとソフトの双方が揃うことで、より快適で楽しいことを実現していると思います。ソフトウエア開発なども経験することで、自分も成長しながら、a今以上の製品を生み出していきたいと考えています。